弁護士に質問!パパ活・ママ活で発生した借金・金銭トラブルはどう解決すれば?

昨今話題になっているパパ活・ママ活。
芸能人のパパ活への関与が疑われたこともあり、パパ活というワードを目にしない日がないほどです。
パパ活・ママ活はパパやママと呼ばれる男女が、が若い方(場合による)に金銭を渡すことで、デートを楽しむという令和の援助交際ともいえる行為。
金銭のやりとりが伴う男女関係であることから、トラブルも少なくありません。
そこで今回はアウル東京法律事務所のパラリーガルが、今村弁護士にパパ活・ママ活に関する借金についてお話を伺いました。
 
「パパやママから借りたお金のことで困っている」
「パパやママとして活動していたが、資金が足りずにお金を借りた」
といったお悩みを抱えている方はぜひ参考にしてください。
※本記事では、パパ活やママ活において、援助をする側を『パパ』『ママ』と記載しております。
 

パパ・ママにお金を借りてしまったけれどトラブルに……!対処法は?

まずは、パパやママにお金を借りて困っている場合の対処法について今村弁護士に質問いたしました。
 

性行為と引き換えにパパやママからお金を借りた!返済すべき?

パラ:パパ活・ママ活で、パパやママからお金を借りる人が多いと聞きます。定期的に性行為に応じることで、借りたお金を返す約束を結んでいた場合、返済が終わるまで性行為に応じなければならないのでしょうか。
 
今村弁護士:応じる必要はありません。その借金が口約束であっても書面に残っていたとしても性行為で返済する義務はありません。肉体関係と借金を紐付けることは公序良俗違反に該当する可能性が高いからです。公序良俗に違反する契約は無効になるケースが多いのです。
 
パラ:では「体の関係を条件に、パパやママから借りたお金」については、現金でも体でも返済する必要が無いということですか?
 
今村弁護士:はい。もしパパやママが「お金を貸しているのだから」と性行為を強要するようなことがあれば、弁護士にご相談ください。状況にはよりますが、慰謝料等を請求できる可能性もあるでしょう。
 
パラ:パパ活やママ活でお金を借りたわけではないけれど、パパやママとの関係を解消したことで「これまで援助した金銭を返還するように」と要求されるケースもあると聞きます。この場合、これまで受け取ったお金を返還する必要はありますか?
 
今村弁護士:返還する必要はありません。とくに性行為と引き換えに渡したお金については、返還を請求できないと法律で定められています。またデート費用も返還不要です。
 

パパやママに正当な手段で借りたお金を返せなくなったら?

パラ:性行為とは無関係にパパやママからお金を借りているけれど、返済ができなくなった場合はどうすればよいですか?
 
今村弁護士:パパやママと肉体関係がないケースで、そのお金のやり取りで金銭消費貸借契約が成立している場合には、返済の義務が生じます。パパやママと金銭消費貸借契約書を取り交わしている場合や借用書を書いている場合、LINE等で「お金を貸して欲しい」等のやりとりがなされている場合には、金銭消費貸借契約が成立していると考えられるでしょう。
 
パラ:返済するお金を用意できなかった場合、どうすればよいでしょうか?債務整理は可能ですか?
 
今村弁護士:もちろん可能です。債権者が個人の場合、任意整理は非常に難しいので、個人再生や自己破産を検討することになります。個人再生は無理のない範囲ではありますが借金の一部を返済しなければなりません。したがって自己破産が現実的でしょう。
 
パラ:もともと借金を抱えていて、パパ活・ママ活に参加する方も多いと聞きます。
「パパやママにはとても良くしてもらったから、パパやママ以外からの借金だけを自己破産をしたい」ということは可能ですか?
 
今村弁護士:自己破産の際はすべての債務を明らかにする必要があります。特定の債権者を隠した場合は、「虚偽の債権者名簿」を提出したことになりますので、自己破産の場合には免責不許可事由になり得ます。個人再生の場合には、不誠実な申立てがあったとして再生開始手続きを棄却されるおそれもあるでしょう。
 
パラ:つまり債権者=お金を貸した人を正直に報告しなかったことで、自己破産も個人再生も、認められなくなるということですね。ではパパやママに借りたお金だけ返済して他の借金を整理したいときはどうすればよいですか?
 
今村弁護士:法的整理では、特定の債権者だけ債務整理の対象外とすることはできません。したがってパパやママ以外の金融機関等の借入のみ、任意整理を行うのが現実的でしょうね。
 

パパ活・ママ活での金銭トラブルの相談先は?借りたお金を返せなくなったらどうすればよい?

パラ:パパ活やママ活で、金銭関係のトラブルが生じたら誰に相談すればよいのですか?警察でしょうか?
 
今村弁護士:警察やそれ以外の公的な機関に相談をしても金銭問題の解決に直接介入することはありませんので、弁護士にご相談いただくのが得策です。弁護士であれば、「返済・返還する必要があるかどうか」の判断ができます。さらに弁護士が代理人となってパパとママと交渉します。
 
パラ:成人年齢の引き下げにより、18歳、19歳の方であっても親権者の同意なしにお金を借りられるようになりました。パパ活やママ活でパパやママからお金を借りてしまった18歳、19歳の方の相談も受け付けていますか?
 
今村弁護士:もちろんアウル東京法律事務所では18歳、19歳の方のご相談を受け付けております。親権者の同意や同行がなくてもご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
 

パパ活・ママ活のためにお金を借りたパパとママ!債務整理は可能?

パラ:パパ活・ママ活の報酬やデート費用の支払いのために、パパやママが借金をするケースもあるかと思います。パパやママはパパ活・ママ活のための借金であっても債務整理は可能ですか?
 
今村弁護士:可能です。任意整理であれば理由は問われません。個人再生や自己破産といった法的整理であっても、莫大な金額ではない限り認められるでしょう。キャバクラや風俗での遊興費でお金を借りた場合でも、個人再生や自己破産が認められるのと同様です。
 
パラ:パパ活やママ活での借金で債務整理をする場合、家族にばれますか?せめて借金の理由だけはばれたくないと考えるかたもいらっしゃると思います。
 
今村弁護士:自己破産で管財人が任命される事案の場合、自己破産の申立人の自宅に送付される郵便物はすべて管財人が確認をします。管財人の確認後、申立人の自宅に転送されるのです。その際に「管財人転送」と封筒に記されてしまうため、同居人には「自己破産の手続き中であること」はバレてしまうと思っていいですね。ただしご自身で話さない限りは、自己破産の理由までは知られるおそれはほとんどないでしょう。
 

パパ活やママ活での借金、金銭トラブルならアウル東京法律事務所にご相談を!

パパ活やママ活において、性行為等を条件にパパやママからお金を借りた場合は、返済する必要がないこと、またデート代や援助費用についても返還する必要がないことがわかりました。
またパパ・ママサイドがパパ活やママ活のせいで借金を抱えた場合は、個人再生や自己破産といった法的な債務整理が可能です。
 
援助される側も,援助していた側もパパ活・ママ活に関するお金の貸し借りでお困りの方は、アウル東京法律事務所までお気軽にご相談ください。守秘義務を厳守する今村弁護士が親身になってお話を伺い、解決までの道筋をお示しいたします。

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